皆さん。お元氣様です。今回は土壌汚染調査における「おそれの区分」についてお話いたします。
土壌汚染調査の中に地歴調査というものがありますが、その際に「汚染のおそれの区分」というものがあります。
これはどのようなものかと言いますと大きな工場などの調査をする際に土壌汚染の可能性を
「汚染のおそれが無いと認められる」
「汚染のおそれが少ないと認められる」
「汚染のおそれが比較的多いと認められる」
の三つの場所に分けることです。
これらを簡単に説明させていただきますと、「汚染のおそれが無い」場所とは、食堂や体育館などの福利厚生施設や従業員の駐車場などがあります。
「汚染のおそれが少ない」場所とは、事務所や従業員用通路などの特定有害物質は使用していないが従業員がよく使う場所などがあります。
「汚染のおそれが比較的多い」場所とは、特定有害物質やそれらを含む固体・液体を使用、貯蔵していた施設の敷地、
または、その施設から出ている下水道管の通っている場所も含みます。
このこと以外にも詳しく知りたい、聞きたいことがございましたら是非ジオリゾームへお問い合わせください。
森上
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地歴調査について
2017/7/21 土壌汚染調査の第一歩:地歴調査によって土地の利用履歴から土壌汚染の可能性を調べます。
皆さん、こんにちは!
今日は地歴調査についてお話しします。
地歴調査では、登記簿謄本や住宅地図、公的資料や市販の資料などの書類や土地に関する情報を入手して、調査対象地とその周辺の土地についての土地利用履歴を調べて、現在から過去に何があって、どんな汚染物質について汚染の可能性があるのかを調べます。
土壌汚染対策法によって、まず地歴調査を行います。ガソリンスタンドや工場等の履歴があるかどうかを分かってから、次のフェーズに移ります。
もしガソリンスタンドであり、その前は水田や畑なら、ガソリンに対する調査を主に行います。もし、この前工場の履歴があれば、工場の種類によって、調査項目は異なります。
もう一つ注意しなければいけない所は、義務調査と違い、自主調査には地歴調査必ずするわけではありません(義務調査と自主調査の違い)。そのため、土地売買のために行う自主的な土壌汚染調査であれば、直接フェーズ2の表層土壌調査から始まるケースが多いです。
何故かというと、地歴調査はただ、汚染のリスクあるかどうかだけが分かります。地図が作られる前の履歴は分かりません。本当に汚染の有無を確定したいなら、分析結果の説得力のほうが高いです。
土壌汚染調査のことでわからないことがありましたら、是非ジオリゾームにまでご相談下さい。
2017/6/26 工場や病院の土壌汚染調査を正しく実施するには地歴調査が必要!
お元氣様です!ジオリゾームの望月です。
メディアでもかなり取り上げられて話題になっている土壌汚染調査ですが、調査をする上で重要なポイントは過去の情報を如何に掘り下げて調べられるかということになります。
土壌汚染調査は基本的に100m2毎に土壌を採取するので昔から存在する広い病院や工場となると過去の情報もうやむやで埋設物や使用していた特定有害物質の情報が正しく得られずに調査を進めると本来調査するべき地点と異なる位置から採取してしまい、調査後の建設時に汚染が発覚するような話も多く聞きます。
将来に負の遺産を残さないためにも思い立った今!しっかりと調査をしていくことが重要になってきます。
土壌汚染調査のお問い合わせは株式会社ジオリゾームまで!
望月
2017/2/3 地歴調査は資料の品質が命です。
皆様こんにちは!
本日は、地歴調査のお話です。
地歴調査では、登記簿、地形図、住宅地図、航空写真で各年代の土地利用状況を調査します。その際に品質が問題となるのが航空写真です。
場所によって違いますが、戦前から5から10年間隔ぐらいで入手できます。しかし、それらの航空写真は、場所、年代によって品質、精度やカラーかモノクロの別等がまちまちとなっております。
そこで、その写真の当たり外れで、調査の信頼性が左右される面があります。当社では、以上のことを勘案して、少しでも信頼できる報告書を作成できるよう、入手する資料を選択して調査を行っております。
このような歴調査や土壌汚染調査については、なんでも
玉木
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2016/12/16 地歴調査で悪戦苦闘の日
皆さんこんにちは!
本日は、某法務局で土地の登記簿を収集しておりました。
今回の地歴調査では、様々な問題がありました。
一つ目の問題は、なんと、旧公図の方位が逆になっていました。
二つ目の問題は、建物の登記簿を探してもないため、合筆前の20筆近い閉鎖登記簿を調べることとなりました。
さらに、三番目ですが、閉鎖前の地番で独立した筆なのに同じ地番が付いている筆があり、法務局の方に、注意して探してもらう必要がありました。
そのため、本日は、11:30から15:00まで法務局に拘束されることとなってしまいました。
このようなこともありますが地歴調査はもちろん土壌汚染調査全般について、なんでも当社にご相談下さい。
玉木
2016/11/24 地歴調査における特定施設有無の確認
地歴調査は資料を揃えて報告書にまとめるわけですが、資料を揃えるのもなかなか大変です。
そのうちの一つが、特定施設の有無を調べるものです。自治体によっては、全て電話で対応してもらえるところもありますが、多くの自治体では窓口に行って要件を告げ、出してくれる台帳を閲覧することになります。
今まで経験した中で、一番容易にできたのが、東京都中央区でした。閲覧コーナーに行って、記帳すればあとは自由に閲覧できたからです。
地歴調査や汚染土壌についてのお問い合わせは当社にご連絡下さい。
玉木
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2016/6/24 地歴調査における登記簿調査
過去の土地の所有者や利用方法を調べて、汚染物質の種類や汚染の可能性を明確にするものです。
過去の土地の所有者を調べるオーソドックスな方法に登記簿調査があります。古い年代の土地所有者の履歴を調べるには、閉鎖登記簿や土地台帳を情報源とします。
この作業は、新入社員には苦痛のようです。まず、数字が1,2,3ではなく、壱、貳、参で記されていることは言うまでもありません。
その上に、筆で記載されておりますので、達筆だなと思っても、当初、全く判読できない場合もあります。その場合には、別の記載箇所で同じ漢字と覚しき文字で判読できないか見るようにアドバイスしております。
当社では、土のサンプリング、分析だけではなく、このような古い記録を読み取って、土壌汚染の可能性を探るような業務も行っており、広い分野の作業を網羅しております。
明治や昭和初期の土壌汚染をご心配の方は、是非当社にご相談下さい。
KT
地歴調査の評価は定性的になってしまいます
土壌汚染調査の中で過去変遷を確認し評価する地歴調査というものがあります。
お客様によっては地歴調査のみのご要望がありますが
調査対象地の評価は「かもしれない。。。」のような定性的な評価になりがちです。
もう少し根拠をもってこの土地は汚染がないので大丈夫ということを言えないでしょうか。
無論地歴調査は可能性を評価するものなので調査自体が悪いというわけではありません。
そこで当社から提案したいのが、地歴調査で怪しいところがあった場合、実際にその部分で
土を採取し分析にかけて診るという物です。
可能性がある物質のみを調べるので、費用的にも抑えることができますし、評価の精度も向上します。
株式会社ジオリゾームではフェーズ1.5という形で取り扱っていますが、土壌調査を検討されているのであれば一度検討されてみてはどうでしょうか。
お問い合わせ、ご相談がおありの方はぜひこちらの方までご相談ください。
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