みなさんこんにちは!
本日は表層土壌汚染調査(自主調査)の費用と期間についてお話いたします。
表層土壌汚染調査の費用を算出する際には、対象地の面積と形状が重要になります。
土壌汚染対策法では対象地の最北端を起点として30m×30mのメッシュ(正方形)で区切り、
その範囲(900㎡)で採取箇所を設定していきます。
さらにその900㎡を10m×10mの100㎡毎に分け、汚染のおそれによって採取する地点やポイントを
決めていきます。(※汚染のおそれの区分について>>こちら)
例えば汚染のおそれが少ない土地であれば900㎡の中で
5地点採取し、それを均等に混ぜた上で1つの検体として分析します。
対象地が30m×30mメッシュに収まらないようであれば、さらに30m×30mメッシュを増やし、
調査の検体も増やし調査を行います。
(当社HPにても紹介しております。>>表層土壌汚染調査)
おおよその概算で、汚染のおそれが少ない土地の場合、30m×30mメッシュあたり30万円程度です。
あくまで目安の費用です。目的、敷地の形状や場所、被覆物の状態などによって異なってきます。
御見積もりの際には地積測量図をいただけますと、正確なものを作成させていただきます。
また、実際に土壌を採取する調査期間については、土地の形状や建屋の有無にもよりますが、
建屋がある状態ですと1区画(900㎡)で施工は1日程度、
更地の状態ですと、2区画(1800㎡)で施工は1日程度となります。
次に採取した土壌を分析し、結果が出るまでの期間が約2週間。
分析結果を踏まえ報告書を作成するのに6日間程度かかります。
開始から報告書の提出までおおよそ1カ月程度かかります。
土地売買において、買主の方から土壌汚染調査をして欲しいといわれることは
最近では多くなっていますが、契約までの時間的猶予がないと
調査結果が出ることが間に合わない、ということもありますのでご注意ください。
また、土壌汚染調査をする際に特に気を付けていただきたいことが一つあります。
土壌汚染調査を行う際に、「絶対に土壌汚染は出ないだろう」と思って調査を実施して、
万が一土壌汚染が判明した場合に、売買の話が完全に止まってしまう可能性もあります。
そのため調査を行う場合は、「事前に土壌汚染が判明した場合はどうするのか」を
買主の方としっかりと話し合っておくことをつよくお勧めいたします。
土壌汚染調査でお困りの方、調査を依頼されている方。是非ジオリゾームにご相談ください。
佐伯
*業務時間外は、直接担当者に繋がります。