みなさん。こんにちは。
7月は猛暑続きでしたが、体調はいかがでしょうか。
毎日のように熱中症による体調不良のニュースが飛び交っていますので、
水分と塩分補給にはご注意ください。
さて、最近気になるニュースの記事がありましたので、
ご紹介させていただきます。
「川が死んでいく」皮なめし工場による環境汚染が再び深刻化 バングラディシュ
(出典:NewSphere)
バングラディシュの皮なめし工場から産業廃棄物である
化学廃棄物を河川に廃棄しており、環境を汚染しているというニュースです。
下水道や集中排水処理施設も存在するものの、大量に排出される有害物質を処理しきれないようです。
財布やベルト、カバンなど革製品は日常生活に欠かせないものです。
日本では有害物質を使用する施設や設備については、行政がしっかりと管理してくれています。
工場からの排水などに有害物質が含まれていないか等、調査することになっています。
皮なめし工場に限らず有害物質を使用している工場では操業が難しくなり、
工場をたたんでしまう場合には、土壌汚染調査を行政から命じられます。(義務調査)
工場の稼働によって土壌汚染が引き起こされていないかを調査し、
汚染があった場合には、周辺住民の方への健康被害を
起こさないように対策をするように法律で決められています。
しかし、このような法律が整備されたのは、平成15年(2003年)になってからのことです。
それ以前はと言いますと、有害物質を使用している工場などは管理していたが、
土壌汚染の調査は行っていなかったのが実情ではないでしょうか。
過去に大きな工場があったような場所では、
現在住宅地になっている場所でも土壌汚染が見つかることがあります。
小さな町工場であっても、有害な廃棄物を適切に処理を
行っていない場合には、汚染物質が土壌に残っていることがあります。
不動産の売買をご希望される場合には、過去にどのような形で土地を活用していたのかを
調べることをお勧めいたします。(土地利用履歴調査)
簡単なものでは住宅地図を閲覧することですが、思いもよらないところから
土壌汚染が見つかることがあります。
土壌汚染の有無をはっきりと調べるためにも、土壌汚染調査を行うことが必要です。
些細なことではあっても、長年住宅として活用される土地に土壌汚染があるとなれば
健康被害が出てないとは限りません。
土壌汚染調査のことで気になることもっと知りたいことなどありましたら、
森上
*業務時間外は、直接担当者に繋がります。