自然災害と自然由来による土壌汚染(自然由来汚染土も適切な処分が必須です | 土壌汚染調査の株式会社ジオリゾーム

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2022年

自然由来による土壌汚染


自然由来の土壌汚染(2022年9月8日)

みなさん、こんにちは

9月に入り1日のなかでも気温の寒暖が少しづつ出てきましたね。
体調を崩されないようにご注意ください。

今回は自然由来の土壌汚染についてお話になります。
土壌汚染対策法に定められる特定有害物質の中には、人の手がくわえられていなくとも、すでに法で定められている基準よりも高い濃度状態で存在している場合があります。

土地開発

土壌汚染については基本的な考えとして、人為的に引き起こされる土壌汚染について調査をおこない汚染の有無を判断します。
ですが、自然由来の場合には、山から削仕出した土壌であったり、自然環境の影響で法の基準を超えてしまう土壌などを指します。

一番わかりやすい例で言えば、トンネル工事で発生した土砂が自然由来の汚染土として検出されるケースですね。
トンネルを掘るような場所のため、人為的に有害物質を使用していることは無いでしょうが、だからと言って汚染土を建設残土として処分することはできません。

工事

建設副産物適正処理推進要綱」では
 発注者及び元請業者は、建設発生土の工事間利用ができず、受入地において埋め立てる場合には、関係法令に基づく必要な手続のほか、受入地の関係者と打合せを行い、建設発生土の崩壊や降雨による流出等により公衆災害が生じないよう適切な措置を講じなければならない。重金属等で汚染されている建設発生土等については、特に適切に取り扱わなければならない。
とされています。

土壌汚染対策法では自然由来であれ、人為的な汚染土であれば、汚染土壌を区域外搬出を行う場合には、汚染土壌処理業の許可を得ている施設へ運搬することとなっています。汚染土壌を建設残土として再利用した場合には、汚染土壌の拡散に伴い健康被害や汚染土壌を盛土として利用した土地は資産価値の低下につながってしまうなど重篤なデメリットがあります。

売地

土壌汚染について知りたいこと、わからないことなど
どんな些細なことでも構いません。
ジオリゾームへご相談下さい。

森上

自然由来の土壌汚染~盛土に含まれる有害物質~(2018年10月15日)

みなさん、こんにちは

先週から宮崎県に来ています。宮崎県といえば、地鶏ですねwwおいしかったです。どのお店も安く美味しい食べ物が多かったです。宮崎県は人口当たりのスナックの件数が日本1位とのことです。1か所に集中している部分はありますが、範囲も広く、活気がありました。平日でも多くの方が一杯のみに来られるようです。

さて、今日は自然由来の土壌汚染についてお話いたします。土壌汚染対策法に定められている特定有害物質には、自然に存在しているものがあります。第2種特定有害物質は重金属類と言われており、鉛やフッ素、ヒ素等は自然界でも多く見られます。第1種特定有害物質第3種特定有害物質は人口的に生成されたものであり、本来は自然界に存在することはありません。

自然由来にはもともと、その場所に存在していたモノであり、土壌汚染対策法が定められ調査をすると、土壌汚染があると判明するのです。土壌汚染が人為的なものなのか、自然由来的なものなのかは過去の土地利用の方法によって判別します。例えば、山から削り取った土壌を分析すると、鉛が多く含まれていることが判明した場合には、それは自然由来の土壌汚染として定められます。しかしながら、山から取った土壌は汚染があると知らずに、民家や工場の土地造成の際にその土壌を使われることがありました。過去にそのような造成工事が行われていた場合には、意外なところから汚染が見つかることがあります。

実際に民家やマンションの用途でしか使用していない土地について土壌汚染調査を行うと、鉛やフッ素が見つかることがあります。工場等で汚染物質を使用している場合には人為的なものであると判断しやすいのですが。ボーリング調査をしてみると、埋め土のような場所からは汚染が見つかり、その下の地山からは汚染は見つからないケースがあります。もともとその土地に存在していた土壌には汚染が無く、あとから持ってきた盛土に汚染物質が含まれていたということです。

埋め土や造成の際に使用される土壌については、どんな土壌を使用しているのか、どこから運び込んでいるのかなど、詳しく調べるようにしていくことをおすすめします。せっかく購入した家やマンションの下が汚染まみれということになりかねません。

土壌汚染調査のことで気になることなどがありましたら、ジオリゾームまでご相談ください。

森上

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土壌汚染物質の種類と基準値
土壌汚染物質の用途

『自然由来』の土壌汚染というものをご存知ですか。土壌汚染対策法の対象外?(2017年7月28日)

皆さん、こんにちは!
今日は自然由来の汚染についてのお話しになります。

皆さんご存知通り、弊社は土壌汚染調査の調査機関ですので、土壌汚染調査を承ります。しかし、地歴と全く関係ない汚染物質が検出された場合もあります。

その理由は自然由来である可能性が考えられます。

自然由来とは?

自然由来の汚染とは自然の岩石や堆積物中にもともと存在しています。

砒素、鉛、フッ素、ほう素、水銀、カドミウム、セレン又は六価クロムおよびそれらの化合物による環境汚染です。日本は地震や火山が多いため、もともと深い地中にある重金属類が噴火などに伴い、地表に運ばれる可能性も少なくありません。また、盛り土、トンネル工事に伴う土壌の搬出などにより、もともと汚染が存在しない土地に汚染が拡散されるおそれもあります。

それでは、自然由来は土壌汚染対策法の対象外ですか?

答えはNOです。

健康被害の防止の観点からは自然由来の有害物質が含まれる汚染された土壌を、それ以外の汚染された土壌と区別する理由がないことから、自然由来と判明されても、土壌汚染対策法に沿った措置が適用されます。

自然由来はどのように判定するのでしょうか?

自然由来の判定は土地履歴、周辺事例、周辺の地質状況、海域との関係等の状況を総合的に 勘案して判定します。

自然由来でも、人為由来でも、土壌汚染に対して、何か不明な所があれば、是非お気軽にジオリゾームにお問い合わせください!

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自然災害と自然由来による土壌汚染(2016年9月7日)

こんにちは

taihuu

 

台風9号、11号と今年は台風がたびたび上陸しています。
群馬では大雨の影響で土砂崩れが起きたというニュースにもなっていました。

土砂崩れなどにより、地表に現れていない地層が出てくると、土壌に含まれているカドミウム、鉛、六価クロム、水銀、ヒ素、セレン、フッ素、ホウ素などが出てくる場合があります。

火山大国である日本には、上記のような物質が当たり前のように、含まれています。
なかにはもともと法律で定められている基準を超えている場合もあります。

このようなケースの土壌汚染を『自然由来による土壌汚染』といいます。

有害物質を使用していなく、過去の土地履歴をさかのぼっても、田んぼや畑だった、そんな場合でも、自然由来による土壌汚染は潜んでいます。

土地取引が成立したのちに、自然由来の土壌汚染が見つかった場合には、浄化対策費用は買い手が持つのか、売り手が持つのか等の裁判沙汰になってしまうことがあります。

そのような面倒事を避けるためにも是非土地取引の際には土壌汚染調査を行ってください。

土壌汚染調査のことでわからないこと、気になることがございましたら、是非ジオリゾームにご相談ください。

森上

盛土に含まれる土壌汚染調査について

お元氣様です!
先日から多くのお問合せを頂いている盛土について本日はブログを書きます。

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地歴調査を行う際には過去に建てられていた工場から、地表面の高さに変更があったかどうかについて確認する必要があります。

土壌汚染対策法では初めに表層の50㎝の土壌を調査するのですが、盛土がされていたのでは本当に調べたい汚染のおそれの深度を調査することが出来なくなってしまうからです。

その他の注意点と致しましては、盛土に土壌汚染物質が含まれている可能性です。昔は土地に何でも埋めてしまっていてその中に土壌汚染対策法の調査項目である物質が含まれており、何も事業をしていなかった土地からも汚染が出てくることがあるので要注意です。

実際に土地の売買後に残土調査で汚染が見つかって・・・なんてケースも少なくありません。

もっと詳しく知りたい!と思ったらジオリゾームへお問合せ下さい。

TM

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