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2018年

海外の土壌汚染事例~日本のあなたの工場でも土壌汚染が見つかるかも?~


こんにちは!8月も終わり、9月に入りましたね。

しかしながら、各地ではいまだ35度以上という猛暑の日が続いていたり、ゲリラ豪雨や襲来する台風などによる被害が出ているところもあります。

先日も、北陸で豪雨によって河川の氾濫などが起こっています。
災害時に、避難警報がでたらすぐに避難ができるように、日々の準備をする必要がありますね。

東京でも30年以内に首都直下型地震が起こる可能性は80%以上と、よくニュースや報道で特番を組んだりして報道しておりますので、非常事態に対応できる備えをしておくことが必要ですね。

さて、今日は海外の土壌汚染についてご紹介いたします。

ベトナム

ベトナムでは農業国からの脱却を図り、急速に工業化が進んでます。
その結果、環境対策が不十分なままに、成長をし続けている状態です。

□土壌汚染

農業を営んでいた場所では、残留農薬による汚染が顕著であり、また、適正に処理されなかった産業廃棄物から有害物質が漏洩しているケースが多いようです。

工業地域では重金属類の汚染濃度上昇が高く、ベトナムの法律が定める基準値の約15倍の濃度のクロムによる土壌汚染が見つかっているようです。

>>>工場の土壌汚染調査事例
>>>土壌汚染物質にはどのようなものがある?土壌汚染物質の種類と基準値
>>>土壌汚染物質の用途

インド

インドでは急激な人口増加により、廃棄物の処分が追いつかなく廃棄物を埋めたり、空き地に放置したりということが起きているそうです。
インフラの整備については環境問題とは切り離せない部分ですね。

□土壌汚染

インドでの土壌汚染は化学肥料や殺虫剤によるものが主な原因とされています。

>>>工場の土壌汚染調査事例
>>>土壌汚染物質にはどのようなものがある?土壌汚染物質の種類と基準値

日本でも過去には、近代化や産業の発展の折りに、農薬や鉱山などからでる汚染物質で環境の破壊や人体への健康被害を受けてしまう事例が多発しました。

これからの日本では持続可能な産業の発展が重要となります。

今現在工場などを操業されている場合、移転や閉鎖の際に行政から土壌汚染の調査を命じられます。そのような予定が今はなくとも、土壌汚染の状況がどうなっているのかを把握していくことで、今後の運営の見通し(ビジョン)に関して、より具体的に予定を組み立ていくことが可能となります。

今からでも土壌汚染について調べてみて、知っていくのはいかがでしょうか。

土壌汚染について気になること、不安なこと、費用や期間、調査の必要性など、お悩み事やお困りのことがございましたら、是非とも弊社ジオリゾームにご相談ください。

森上

癌の村って、ご存知ですか?~中国の土壌汚染に纏わる悲劇~(2017年6月28日)

皆さん、こんにちは!

近年、中国の大気汚染が日本に影響を及ぼすニュースをよく目にします。その為、日本社会でも中国の環境汚染に対しての関心が高まっています。

今日は中国の土壌汚染についてのお話を致します。

約10年前から、メディアでは各地の「癌の村」についての記事を報道するようになりました。名前の由来は村人90%以上が癌に罹るというところからきております。

場所はバラバラですが、癌の村の特徴にはいくつかの共通点があります。

「交通が不便,貧困,有害物質を使用する工場,汚染」です。

癌の原因は工場からの排水は処理しないままで排出され、川や農地に流されいたことに原因があります。
汚染された地下水を飲み、汚染した川水により汚染された農地から収獲された農産物を毎日食べている村人はすぐ癌になりました。

例を挙げると、河南省のある癌の村では、井戸から飲用水となる基準の73倍のアニリンが検出されました。しかし、交通が不便のため、他の地域に住む多くの人々は癌の村の存在を全く知りませんでした。

地方政府は工場が締まり、税金の収入が減少することを恐れてこの事実を公表せず、一方で地元の人々も農産物が売れなくなることを恐れて、メディアからの質問に対しての回答に抵抗がありました。

最近ではインターネットからの強い反発により、地元の人や地方政府も「経済よりも人の健康と環境が大事」という考えに変わり始めました。
しかし、浄化対策には長い年月が必要になる為、今もまだ継続して行われております。

中国の土壌汚染に関する記事は弊社の情報誌じおじお7月号にもあります。ご興味がありましたら、是非ご覧ください。

土壌汚染に関するどんな質問でも、お気軽にジオリゾームにご相談ください。


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