金属加工工場内跡地での土壌汚染状況調査について。 | 土壌汚染調査の株式会社ジオリゾーム

お問い合わせ

資料請求


資料


mail


電話

土壌汚染調査の株式会社ジオリゾーム

東京

03-5606-4470

大阪

06-6381-4000

草のイラスト

スタッフブログ

2023年

金属加工工場内跡地での土壌汚染状況調査について(有害物質の調査対象物質の選定)


2023年7月12日更新

こんにちは
日々日差しが強くなり、熱中症警戒警報なんかも出てる今日この頃
皆さんいかがお過ごしでしょうか。

私は最近、地盤調査(SWS試験やボーリング調査)の対応をしています。
少し現場に出るだけで汗が滝のように出てきます。

さて、今日は金属加工工場での土壌汚染調査についてのお話です。
過去に3000m2を超えるの敷地がある鋳物工場での調査に携わることがありました。
対象地では、鉛を含む鋼材を溶かし成型するということをされており、
鉛による土壌汚染が懸念されるということで調査を実施しました。

また、対象地の金属加工工場では脱脂工程はあるものの、塗装やメッキなどは行っていないということで、トリクロロエチレンの様な揮発性有機化合物や鉛以外の有害物質は作業として利用はされていませんでした。

金属加工の工場であれば、必ずしも塗装やメッキ、脱脂等の工程があるわけではありません。調査対象となる有害物質は現地確認や事業主へのヒアリング、公的なところに届出がされている資料(工場設置の届出など)、私的に所有されている資料(薬品や原料の購入履歴や廃棄履歴、マニュフェスト)などから把握し、絞り込んでいく必要があります。
このような調査を地歴調査もしくはフェーズ1調査と言います。

report

ご紹介したケースでは資料などから鉛のみを対象として調査を実施することになりましたが、塗装やメッキ作業等を行っている工場ではさらに多くの有害物質を使用している可能性があります。どれだけ正確な地歴調査を行なえるか、調査対象となる有害物質を絞り込めるかというのは、ご提供いただいた資料に依存することになります。
古い資料だからと廃棄されていると、実際に使用されている有害物質が判定できなくなり、調査の必要がない有害物質も調査をしなくてはならなくなり、調査費用が高くなるというケースがあります。工場や有害物質を使用されている工場に従事されている場合には、資料廃棄には十分注意してください。

金属加工工場については、水質汚濁防止法や下水道法に定められる特定施設に該当しないところも多く、土壌汚染対策法に基づく調査が必須ではないところ(参照 環境省発行資料)があります。
そのため自主調査や都道府県や市区町村で定める条例にて汚染が見つかることが多いように思います。

金属加工工場以外でも土壌汚染についてわからないこと、気になることがあれば
是非ジオリゾームにご相談下さい。
経験豊富なメンバーがご対応させていただきます。

森上

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2020年2月10日

お元気様です!

以前、金属加工工場内跡地の土壌汚染の可能性として、特定有害物質を使用していたかどうかが最もキーポイントではあるが、塗装、メッキ、脱脂の時にどのような方法を取られていたのかも重要なポイントになると書かせて頂きました。

男性

今回は、「塗装」「メッキ」「脱脂」それぞれで使われている可能性がある特定有害物質について
お話ししたいと思います。

塗装
この作業では顔料に”重金属類”が使われている可能性があります。
主な特定有害物質は、
砒素、セレン、カドミウム、水銀、六価クロム、鉛が考えられます。

メッキ
この作業ではメッキの種類・方法によって使われている可能性がある特定有害物質は
異なってきます。主な物質としては、
トリクロロエチレン、六価クロム、シアン、カドミウム、ホウ素、フッ素等が考えられます。

脱脂
この作業では塗装前処理工程や治具洗浄等で特定有害物質が使われている可能性があります。
主な物質としては
トリクロロエチレン(トリクレン)、ジクロロメタン(メタクレン)が考えられます。

*特にトリクロロエチレン、ジクロロメタンについては
揮発性有機化合物と言われ、水に溶けやすい性質を持っているため、汚染が広範囲に広がる可能性が高いと言われています。

特にメッキ作業では排水を行う工程が多いため要注意です。

今と比べ、昔は自由で利便性が高く、安価にきれいに仕上がる塗料や材料を使うことができました。
しかし、今では健康・環境への影響に対して厳しく規制をかけられています。

昔は使ってたかもしれない、工場跡地を相続したけれど何を使っていたか分からない、等
お困りでしたらお気軽にご相談ください!
土壌汚染のお問い合わせは株式会社ジオリゾームへ!

□■関連■□
メッキ工場の廃止
土壌汚染物質の用途

鈴木

・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・

2017年7月25日

お元氣様です!

 

本日もHPをご覧になられて多くのお問い合わせを頂き誠にありがとうございます。

今日は金属加工工場のお問い合わせを1件頂きました。
金属加工といっても様々な加工方法がございますので、注意が必要です。

特定有害物質を使用していたかどうかが最もキーポイントではありますが、塗装、鍍金、脱脂の時にどのような方法を取られていたのかも重要なポイントになってきます。

<関連>土壌汚染物質(特定有害物質)の種類と基準値

過去の情報が少なければ汚染の可能性は否定できなくなってきますので、正確な調査を行いたいということであれば一度ご相談頂き、御見積させて頂ければと思います。

ジオリゾームのスタッフはみんな真面目で親身に対応致します!
土壌汚染のお問い合わせは株式会社ジオリゾームへ!

望月

□■関連■□
工場を閉鎖し、土地を売買する場合の土壌汚染調査について
工場閉鎖時の土壌汚染調査事例はこちら
土壌汚染調査の費用について


お問い合わせバナー

*業務時間外は、直接担当者に繋がります。

お困りごとなど、お気軽にご相談ください。
スタッフ写真

コメントを残す

メールアドレスは公開されません

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください