土壌汚染の汚染の広がりは物質によって特徴が異なります。(「LNAPL」と「DNAPL」について) | 土壌汚染調査の株式会社ジオリゾーム

お問い合わせ

資料請求


資料


mail


電話

土壌汚染調査の株式会社ジオリゾーム

東京

03-5606-4470

大阪

06-6381-4000

草のイラスト

スタッフブログ

2017年

土壌汚染の汚染の広がりは物質によって特徴が異なります。(「LNAPL」と「DNAPL」)


お元氣様です。
夏風邪に悩まされている今日この頃でございます。

 

バックホーで掘削状況

先日、技術管理者勉強会の過去問を解いておりまして、その中に出てきた「LNAPL」と「DNAPL」の違いについて環境省から出されている資料を基にお話しようと思います。

LNAPLとは水よりも密度が小さいものを指し、DNAPLは水よりも密度が大きいものを指します。
土壌汚染対策法に含まれる特定有害物質のLNAPLの物質はベンゼンです。
DNAPLはベンゼン以外の揮発性有機化合物ということになります。

どちらの物質も粘性は低く、地下水面まではどちらも容易に浸透していきます。
汚染の広がりが異なるポイントは地下水を経由した移動にあります。

汚染の濃度にもよりますが。LNAPLは水よりも比重が軽い為、第1帯水層の水位付近に汚染が溜まり第1帯水層の地下水面に沿って地中を移動するのに対して、DNAPLは水よりも比重が重い為さらに深い深度まで汚染が広がり、第2帯水層までも汚染してしまうようなケースが多いです。

過去に聞いた話では、決まりの無かった時代はクリーニングや鍍金廃液を地中に垂れ流しにしていたなんて工場も多く存在したようで、10.0m以上の汚染が存在し、調査費用だけでも計1000万円近くも掛かったということでした。

物質を使用する業者はその物質の特徴も十分に捉えて周辺の住民へと健康被害を与えないようにする責任があると思えます。

その為にも物質についての勉強会なども実施することが必要になってきますね。
土壌汚染のお問い合わせは株式会社ジオリゾームへ!

TM

■□関連□■
土壌汚染物質の種類と基準値
土壌汚染物質の用途


お問い合わせバナー

*業務時間外は、直接担当者に繋がります。

お困りごとなど、お気軽にご相談ください。
スタッフ写真

コメントを残す

メールアドレスは公開されません

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください