お元氣様です!
本日は最近お問い合わせの多いクリーニングの
土地を売買するにあたっての調査の流れを
説明していきたいと思います。
ホームページにも記載してありますが実際にあった
話などを織り交ぜながら書いていこうと思います。
クリーニング店舗で使用していた
ドライクリーニングの溶剤や使用していた
場所を確認します。
①ターペンなどの石油系の溶剤を使用していた??
②パークレンと呼ばれる有機溶剤を使用していた??
③その他のドライクリーニング溶剤を使用していた??
①~②のケースになるのがほとんどですが、
たまに③のその他のものを使用している
ケースもございます。
■①ターペンの使用がされていた場合
→土壌汚染の可能性は考えにくいです。
ターペンを使用する以前に②を使用していたケースも
否定できませんので現在の事業主やその前に対象地にて
同様の事業がされていた場合には先代の使用状況の
確認も必要になってきます。
■②パークレン等の有機溶剤を使用していた場合
→土壌汚染の可能性が高くなります。
基本的にパークドライ機内にて循環して使用し
汚れた溶剤は専門業者へ委託して処理をするのが
一般的なので正しく使用している場合は
土壌ガス調査を行っても出ない場合がございます。
但し、廃棄に関する規制が厳しくなったのは
ここ最近の話ということで過去は敷地内に
垂れ流しにしていたなんて話も聞きます。
Ⅱ.②の場合は土壌ガス調査というものを行います・・・約20万円(税抜き)~
調査場所の主な位置はパークレンを使用していた箇所や
保管をしていた場所になります。
穴の大きさはおおむねΦ30mmで深度1.0mまで
細いガス管を差し込むことで気体を吸引します。
土壌ガスが検出されなければ調査は終了となります。
土壌ガスが検出された場合はⅢ.へ移ります。
Ⅲ.約10mの土壌ボーリング調査・・・約60万円(税抜き)/本
実際に土壌と地下水の調査を行います。
ボーリング調査によって土壌を確認しない事には
土壌汚染があるかどうか不明のままです。
法律上では調査の省略がされたということで
第2溶出量基準を超過した土地と判断されてしまいます。
ボーリング費用にて他の重金属類と大きく異なる点
としては分析する物質に関係があります。
パークレン(テトラクロロエチレン)にはその他に4種類の
分解生成物がございます。
分解生成物とは土壌中に存在する微生物等の影響に
より変化した物質のことを言います。
クロロエチレンについては平成29の4月から法律が変わり
分析が必要となりました。
クリーニング店舗の調査についての話は如何でした
でしょうか?Ⅲ.の調査を行った後に区域指定が
され浄化対策や措置をしていくわけですが
かなり深くの深度まで汚染が浸透しているケースが
多い物質ですので浄化費用が土地の価格を大幅に
上回ってしまうなんてことがよくあります。
土地を購入される際には過去の使用状況まで
目を通して安心して活用できる土地の購入を
してきたいですね。
土壌汚染調査のお問い合わせは株式会社ジオリゾームへ!
望月
*業務時間外は、直接担当者に繋がります。