お元氣様です!
下記の画像は先日、会社近所の鉄板焼き屋さんにて出された椎茸の画像
になります。
傘を裏返してひっくり返さずに焼き続けると
椎茸に含まれる水分がひだの部分にあふれ出てきて
口に入れた途端に濃縮した出し汁のような味が口いっぱいに広がます。
画像では伝わりにくいですが、携帯と比べてこの大きさに驚かされました。
(ちなみに椎茸の右上に移っているものは銀杏です。)
こちらの鉄板焼き屋さんでは旬の食材を大切にしており、
この日は大きな椎茸をサービスして下さいました。
椎茸は原木に植菌することで栽培されるわけですが、
この原木も、もとは土壌から成り立っているということになります。
土壌汚染調査という仕事が直接農業に関係していることを
しているわけでは無いですが、こういったものを食べた時には
自分の行う仕事が回り回って自分の身に還ってくるのだなと感じます。
さて、植物が育つ良い環境として土壌のpH値が
とても大切だという事をご存知でしょうか?
作物にはそれぞれ原産地というものが存在しますよね?
その原産地には土地特有の特性や環境の変化
(火山地域、モンスーン、砂漠地帯など)
があります。植物はその地域に適応した形で存在します。
その一つがpHです。pHの変化によって土壌中のカルシウム、マグネシウム
アルミニウム、鉄、リン酸等々…の物質が溶解することに
よって発育に影響を及ぼします。
pHの値によってそれぞれの物質の結合や濃度が異なり
植物はその地域特有の濃度に合わせて変化する為、
違う土地で育てた時に土壌によってよく育つ、
育ちにくいということが起こりうるそうです。
pHは環境省から定められている工場などから排水される排水基準
(【公用水域:5.8以上8.6以下】【海域:5.0以上9.0以下】)が決められています。
人間が住むようになり、開発が進むことによって土壌の環境が変化していき
作物や木々に影響を与えることになります。
酸性雨などがいい例ですね。
土壌汚染対策法もそうですが、こういった決まりが確立する前に
引き起こされていたケースがとても多いなと感じます。
事業を行っていた当時はもちろん土地の売却を考える人はいない
と思いますので、まぁいいかという気持ちで廃液を敷地の脇に捨ててしまう。
初めは小さな汚染だったものが年代を重ねるうちに広がり
いざ売却を考えた時には取り返しのつかない状態になっている。
こういうことが実際に起こっています。
事業を行うにはそれなりのリスクがある。
その上で今からでも環境という部分について見直しながら
事業を行っていく事が地域や社会に貢献することに
繋がっていくのではないでしょうか。
~土壌汚染調査のことなら株式会社ジオリゾームへ!
参考文献:農業経営者 2004年 11号 記事
望月
*業務時間外は、直接担当者に繋がります。