ガソリンスタンド跡地の土壌汚染調査で起こる3つの事例! | 土壌汚染調査の株式会社ジオリゾーム

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2018年

ガソリンスタンド跡地の土壌汚染調査で起こる3つの事例!


本日はよくお問い合わせのあるガソリンスタンドの調査において、
度々起こる事例について大きく3つまとめてご説明致します。

~タンク配管の位置等の情報が残されていない?!~

お問い合わせ頂いた中で多くある問題がこの問題です。調査を行う上で重要になってくるのが汚染のおそれの位置がどの位置、どの深度にあたるのかという情報ではあるのですが、ガソリンスタンドの閉鎖が昔のことで消防署や役所へも残されていないケースが多くあります。
タンクの配置図はもちろんのこと、どのくらいの大きさのタンクがどの深度まで埋まっていたのかを判断して土壌の採取位置を決めます。情報が残されていない場合100m2の区画の中心で…ということもございますが正確な結果が得られるとは言い難い調査内容となります。最悪の場合はタンクが埋まっているかどうかも不明、ということもあります・・。
タンクの埋設確認に関しては、土壌汚染調査費用とは異なり別途費用が発生してきますので、余分に費用を積算する必要が出てきます。

~埋戻しが粗悪だったことが原因で汚染物質や油臭が残っている~

ガソリンスタンドの跡地で汚染が残っている原因で多いのが、これではないでしょうか?
ガソリンスタンドの構造は基準が厳しく、定期的にガソリンの漏れがないかのチェックも行っております。「地震が起きた時にはガソリンスタンドに避難すると安全!?」なんていう人もいるくらいですので、相当な配管の劣化や増築等を行った際の漏えい事故等が無い限りは、配管から漏れ出したりすることは考えにくいとも言われております。
汚染が生じる事例としては、タンクや配管を洗浄する際に、十分に洗浄が行われていなかったことが原因で残存しているガソリンや軽油が解体時に土壌に漏れ出す→適切に処理をしないまま上から土を被せて終了、ということがあります。

今考えると「!?」と思ってしまうかもしれませんが、昔の作業では土壌汚染の話も今ほど重要視されて無いですし、よくある話なのかもしれません。ベンゼンの汚染は地下水の上に溜まりやすく、地下水に乗って汚染が拡がるケースが多いので、地下水汚染を周辺に拡大させてしまうことにも繋がり兼ねません。

~浄化費用算出の為にボーリング調査を2度行う?~

3つ目の題を見て「何故、2度も調査を行うの?」と思われる方もおられると思います。有鉛のハイオクが完全に廃止された1986年代以前からガソリンスタンドを営業していた場合では、鉛の汚染の可能性が高くなります。
汚染があるかどうかを確認する表層土壌汚染調査では、埋設タンクの底面~50㎝の土壌を採取する必要があり、4m弱のボーリングを数本行うことが多いです。その際に同じタイミングで土壌ガスの調査を行います。土壌ガス調査でベンゼンが検出された場合、土壌への影響を調べなくては汚染があるかどうか判断出来ませんので、10mのボーリングを行いベンゼンによる汚染の有無を確認します。その為、表層土壌汚染調査を行う時には2度ボーリングマシンを入れる必要が出てきます。
但し、方法によってはボーリング調査を1度に抑えることも可能です詳細調査を初めから検討しているのであれば表層土壌調査の段階で少し金額は高くなる可能性がありますが、土壌ガス調査を行い検出の有無を確認した後にタンク下のボーリングを含めた10mボーリングを行うことで表層土壌調査+詳細調査のコストを押さえることが出来ます。

土壌汚染調査でお困りの事がございましたら株式会社ジオリゾームへ!

望月


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