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2018年

自己破産と土壌汚染調査~工場を閉めることになった場合、土壌汚染はどうなる~


景気が良くなってきていると言われている一方で、その恩恵は果たして消費者まで回っているのでしょうか。土壌汚染調査を実施するいきさつで、「破産」「工場を閉めることになって・・・」という言葉をよく耳にします。個人で工場等を経営されている方にとっては、面白くない話ではありますが、やはりこれらには土壌汚染というのは付き物になってしまいます。

<関連>土壌汚染とは?

自己破産しなくてはならない状況であっても、特定有害物質を使用していた工場等では義務的に土壌汚染調査を行わなくてはなりません。そのため、自己破産後に破産管財人という方が、間に入り調査を進めることになります。夜逃げなんかがあった場合もこのケースに当てはまりますね。
こんな話ばかりを聞くと、景気が良くなっている・・・ときいてもいまいちピンとこないですね。

ほかにも後継者がいなくて、営業をやめるしかなくなったというケースもよく耳にします。それで工場や作業場を廃止するにあたって行政に届け出ると、土壌汚染の調査をしてくださいと言われる場合、または実家の工場等のある土地を相続をすることになり、建物の解体を行ったら、行政から土壌汚染調査をするように言われてしまった場合など、形態はそれぞれ異なる部分がありますが、いずれにせよ調査を行うように行政機関から命令を受けることがあります。

<関連>土壌汚染対策法や条例に基づく義務調査について

クリーニング店などでは、店舗兼自宅というところも多く、店舗を閉める段階では土壌汚染調査を実施することに関して、猶予を受けることができますが、住居として住む人がいなくなった、もしくは店舗を解体したということになれば行政としても土壌に含まれている汚染物質について調査をしなさいという命令を受けることになります。

<関連>工場を閉鎖し、土地を売買する場合の土壌汚染調査について

汚染物質は土壌にまで流れてしまうと、そこから自然になくなることはありません。何年も何十年もそこにとどまり続けます。また、汚染された範囲まで、地下水が上がってくるような土地では、地下水に溶けだしてしまったら地下水に乗って、1km先まで、汚染物質が届くことがあります。

汚染された地下水を飲用としていたり、生活用水として使っていると、汚染物質を摂取してしまう危険性があります。都内なんかでは地下水を使わないように行政から指示があるくらいですから、東京では何かしらの汚染物質が出てきてもおかしくないと考えられています。

因みに僕の実家では畑で採れた野菜の土を落とすときや、車の洗車をするときには井戸水を使っています。もちろん飲用としては使用していません。実家の付近では、工場もなく、山が近く土壌汚染や地下水汚染という考え自体がないというのが正直なところです。僕自身子供の頃は、ビニールプールに井戸水を入れていたような記憶があります。流石に自分の子供を同じように遊ばせようとは思えないですね・・・。

さて、話はそれましたが、実家で工場クリーニング業をされているかたにとっては、相続によって思わぬところで土壌汚染問題にぶつかることがあります。操業中であっても土壌汚染の有無については調査を行うことができますので先ずは今、土壌汚染が存在しているのかどうかを見極めるところから始めてみてはいかがでしょうか。

ジオリゾームでは土壌汚染調査を専門にしている部署があります。調査の御見積から、行政対応まで一貫してお任せください。土壌汚染のことでお困りの際には是非ジオリゾームにご相談ください

森上

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工場廃止時の土壌汚染調査事例
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土壌汚染物質の用途


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