SDG'sと特定有害物質を扱う企業として認識すべきこと | 土壌汚染調査の株式会社ジオリゾーム

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2022年

SDG’sとは?~土壌汚染調査に携わる企業として目指していくこと~


皆さんはSDG’sの17の指標をすべてご存じでしょうか。

国連加盟国193か国が2016年~2030年をゴールに持続可能な開発目標として掲げる大目標を表したものになります。この17の項目は更に169のターゲットで構成されていて、貧困や飢餓、エネルギー開発や経済発展、環境問題などの目標を各国が掲げ、削減達成していこうというものになります。

ユニセフSDG’sのホームページはこちら

この指標を見ると当社の環境活性化業として達成すべく課題も多く存在しているなと感じます。各国はもちろん目標を掲げて対応しているのですが、会社としてSDG’sの中の自分たちが取り組むべき課題は自由に選択できるということで、当社でも事業と結びつく項目を決め、2030年に向けて課題に取り組んでいく真っ最中です!

SDGsと土壌汚染

人類は豊かな生活を求め、石炭や石油などの化石燃料を使って様々なものを開発・製造し、経済を発展させ、豊かな生活を営むようになりました。しかし、人口増加や製品製造、電力・ガス・水などのエネルギー資源供給増、輸送手段の発達などの影響で、大気汚染、水質汚染、環境汚染などを発生させ、地球環境への影響が深刻になり、負の部分への人々の関心が集まるようになりました。

それらは、人が活動する様々な場所から有害物質を発生させ、土壌に侵食することも多く発生させています。土壌汚染によって発生した有害物質が土壌に浸透・蓄積することによって、樹木が枯れる、発芽しないといった森林破壊の問題が起きます。森林破壊が深刻化すると、森林の生態系が崩れ、地球温暖化など別の問題にも繋がり、環境への影響はより大きくなります。

土壌汚染によって樹木の生育に悪影響が出ると、木を利用した資源が不足します。現状では、市街地開発や宅地開発などによる森林伐採のほうが原因として大きいと思われますが、木材、紙といった資源がなくなれば、私たちはこれまでと同じ生活はできなくなるでしょう。
次に考えられるのが水質汚染の問題です。土壌に浸透した有害物質は、水や空気のように移動しないため、その影響は低いと考えられがちですが、汚染された有害物質が土に浸透し、川や海に流れ込むことが考えられます。川や海に流れ込んだ有害物質は、魚や貝の体内に蓄積され、水中の生態系にも悪影響を及ぼします。さらに、井戸水は直接影響を受けるため、飲料水も安全でなくなり、肌に触れることによって健康被害の原因にもなります。
また、農用地が汚染された場合、私たちが食べる穀物や野菜、果物にも影響が出ます。生育を阻害する可能性だけでなく、その過程で汚染土壌から作物に吸収された有害物質は、前述の魚介類と同様に、蓄積されていきます

つまり土壌汚染は、私たちの人体の健康にも影響をおよぼします

 

土壌汚染を引き起こす身近な原因

私たちひとりひとりの行動も、土壌汚染に大きく影響しています。土壌汚染は、主な原因が工場や企業による経済活動に因るものが大きいと思われがちですが、もう少し身近な原因もあります。
私たちの生活環境に多くの影響を及ぼす土壌汚染の原因をご紹介します。

1.自動車や工場の排ガス

自動車や工場からの排気ガスに含まれる有害物質が、雨に含まれて土壌に浸透することで汚染の原因となります。工場や事業所から排気される大気物質は排出基準が定められていますし、車の排気ガスに対しては、政府は環境性能に優れたクリーンディーゼル車への切り替えを推進しています。それ以外では、産業廃棄物や一般ごみを焼却したときに出るダイオキシンもこれにあたります。

2. 産業排水

環境配慮や改善のための企業の活動は、さまざまな工夫や努力とともに実施されてますが、意図しない事故やミスによって、有害物質が土壌に流出してしまうことがあります。過去に、金属加工や印刷、クリーニングなどで排水する際の有害物質流出、鉱山から流出した重金属類などもこれに当たります。工業だけに限らず、農業も当てはまり、肥料の製造過程で、有害物質であるカドミウムや水銀が流出する懸念もあり、対策が検討されています。産業から発生しなくても、自然由来で発生する有害物質もあります。砒素やフッ素がその代表的なものです。

3. 生活排水

一見、無関係のように思える我々の生活排水も、実は土壌汚染の原因となっています。下水処理機能が未発達、未開設だった時代は汚染水が未処理のまま土壌に漏出してしまうケースがありました。そして汚染物質は消えずに残り続けます。その後、その土壌で育った農作物を食べることで、私たちは体内に有害物質を取り込んでしまう恐れがあるのです。

4. 廃棄物の不適切な取り扱い

有害物質を含む廃棄物の不適切な取扱いや不法投棄によって、それらが雨風にさらされ、有害物質が漏れ出ることがあります。昔の病院では、水銀が含まれている体温計などを廃棄し、それが原因となり汚染につながったこともあります。そして不法投棄は事業者だけでなく個人によっておこなわれることもあります。

株式会社ジオリゾームの取組み

ジオリゾームでは、環境活性化、社会貢献を社是として取り入れており、無電柱化・自然エネルギー・土壌汚染コンサルの各事業別にSDGsへの取り組みにも推進しています。
土壌汚染コンサル事業においては環境調査、土壌汚染の調査・分析・浄化対策、地質調査、地盤改良工事土の保水性試験等の業務に携わっています。4,500件以上の豊富な土壌汚染調査・浄化経験を活かして、土壌汚染対策法に基づいた調査、条例に基づいた調査、土地売買時の自主的な調査、ISO14001認証取得のための調査など、あらゆる調査に対応し、人々と土壌環境の安心・安全を守ります。また、汚染があった場合の対策やその後の土地利用のご相談など、ずっと安心して住み続けられるまちづくりのためにできることを考えていきます。

特に関連するターゲット

3.9 2030年までに、有害化学物質、並びに大気、水質及び土壌の汚染による死亡及び疾病の件数を大幅に減少させる。

11.6 2030年までに、大気の質及び一般並びにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによるものを含め、都市の一人当たりの環境上の悪影響を軽減する。

 

今後の将来のためにも、個人の生活・行動にも範囲を広げ、土壌汚染を社会全体で防止するしくみを実現したいですね。当社は、地球にやさしい「環境活性化企業」を主目的として社員・スタッフ一同頑張っています!
当社もSDG’sがかかげる2030年までの目標を視野に入れ、17ある指標から具体的な課題をかかげ、社会に貢献する企業を目指していきます。


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