有害物質から、安全な代替品への変更~身近な有害物質と、持続可能な開発への取り組み~ | 土壌汚染調査の株式会社ジオリゾーム

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2019年

有害物質から、安全な代替品への変更~身近な有害物質と、持続可能な開発への取り組み~


有害物質と聞いたとき、みなさんはどんなものを想像されますか?人体に有害なことはわかるけど、どんな影響やどんなものに含まれているのかまでは・・と言ったところではないでしょうか。普段身の周りで取り扱うことなんてないモノという風に思われているかもしれません。

しかし、有害物質というのは身近にあるものを製造もしくは製品化する中で使用されているモノなのです。例えばふっ素ヒ素、等はごく身近にありふれています。

フライパンのフッ素加工、歯磨き粉の研磨剤、衣料品の着色なんかにはふっ素が含まれています。もちろん人体に有害になるほどの濃度は含まれていませんし、そこから健康被害になることはありません。

男性

ヒ素農薬や医療品、発光ダイオードの原料に使用されています。そしてヒ素は自然界にも存在しています。河川や土壌、海水なんかも調べれば微量に含まれています。ヒ素毒事件なんかもありましたね。食品で言えば米やヒジキにもヒ素は含まれています。(食品中のヒ素に関する情報:農林水産省)よく妊婦の方にはヒジキ大型の魚(マグロ等)を食べすぎないように言うのはこのヒ素や水銀が多く含まれている可能性があるからです。

に関しては鉄鋼業のもととなる鋼材に含まれています。みなさんのお持ちのスマホなんかにも含まれているのではないでしょうか。細かくいってしまうと電子基板の中に含まれている可能性がかあります。蛍光灯など古いものにはには水銀PCBなどが含まれている場合があります。有害物質は案外身近にあるものなのです。

油

ではどういった時に土壌汚染に関する問題となりえるのでしょうか。
まず一般家庭から汚染が起こりうることは少ないと言えますが、起こり得ないとは言い切れません。たとえば、農薬などに含まれている有害物質が土壌に残っている場合や、ごみを埋めてしまっている場合などは有害物質が雨などで溶け出してしまい、土壌汚染を引き起こしてしまいます

汚染

工場などでは、水に溶けだしてしまったものが床のヒビや配管の割れ目から土壌に浸透したり、処分をせずにまいてしまったり、保管設備の不備から土壌汚染を引き起こすなど、と様々なケースがあります。

最近ニュースで見た中で、衣料品を扱う工場などで、有害物質の取り扱いを少なくしようという活動があるようです。国際環境NGOグリーンピースという機関では大手衣料品ブランドを展開する企業を調べ、有害物質の使用・排出ゼロにむけて大きく進歩しているということを報告している記事(ライター:国際環境NGOグリーンピース ジャパン)がありました。世界的に有害物質を使用・排出をゼロにする活動は素晴らしいですね。実際に製造現場で有害物質を使われる方の健康被害もなくなり、環境問題も解決できます。

有害物質の使用をやめ、安全な代替品に変えなければならないという環境意識をもち、持続可能な発展に向けて取り組んでいただきたいです。

土壌汚染や地下水汚染は有害物質を取り扱っている工場や企業については切っても切れない関係です。また民家であっても廃棄物を適切に処分していなければ、土壌汚染を引き起こしてしまいます。
子供や孫の世代まで、気軽に土で遊んでもらえるような環境を残していきたいですね。

土壌汚染や地下水汚染のことで、気になることがありましたら、
是非ジオリゾームに御相談下さい。

森上

土壌汚染調査はジオリゾーム


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