こんにちは。
めっきり冬空になってきましたね。気温も上がったり下がったりで体調を崩しやすい今日この頃ですが、みなさん体調管理には氣をつけてくださいね。
さて今回は土壌汚染が見つかってしまった場合どうなるの?ということでお話いたします。まず土壌汚染調査を行う場合、第1種特定有害物質を対象とした土壌ガス調査、第2種・第3種特定有害物質を対象とした表層土壌調査を行います。そこで、土壌ガスが検出してしまった場合や表層土壌から有害物質が基準を超えてしまうことがあります。
第1種特定有害物質はクリーニング店等溶剤を使用する業種から見つかります。第2種・第3種特定有害物質はメッキ工場や金属加工、自動車整備等の工場から見つかることが多くあります。
■□関連□■
土壌汚染調査の契機:クリーニング店売却
土壌汚染調査の契機:自動車整備工場
汚染が見つかった場合には、汚染範囲を絞り込むために、土壌ガスの絞り込み調査や第2種・第3種では個別調査を行います。そこで初めて土壌汚染の平面的な範囲を確定することができます。次に、平面範囲の絞り込みができたら、次に深さの範囲で汚染がどこまで進んでいるのかを調べることになります。深さを調べるためにはボーリング調査を行うことになります。
ボーリングはおおよそ100m2で1箇所10mないし5mのまで土壌試料を採取します。またボーリングの最中に地下水が湧水してきた場合には、地下水も同時に採取します。その結果で得られることで土壌汚染の範囲を3次元的に把握することができます。
そこからは汚染土壌の対策工事になります。一般的に多いのは汚染土壌の掘削除去と言われる対策工事です。汚染されている土壌を重機で掘り出し、新しいきれいな土と入れ替える工事です。他にも薬剤注入や封じ込めなど汚染土壌の対策工事はいくつか種類があるのですが、地下水の有無や汚染の深さなど様々な要因が必要な場合があり、また工期も長くかかってしまうという部分もあります。
土壌汚染で困っている、汚染が見つかってどうしようもない土地がある。
そんな場合には是非ジオリゾームにご相談下さい。
森上
関連ページ:
・土壌汚染調査の流れ
・自主調査と義務調査
・土壌浄化工事
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