日本各地で行われている、地下水の測定結果、地下水汚染による健康被害

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2021年

日本各地で行われている、地下水の測定結果、地下水汚染による健康被害


こんにちは
6月に入り、暑い日もあれば肌寒い日もあり、体調を崩し気味になっています。
皆さん体調管理に気をつけましょう。

さて今日は土壌汚染ではなく、地下水汚染についてお話したいと思います。
令和3年2月に、環境省から令和元年度の地下水測定結果が発表されていました。
これは、国や地方自治体などが地下水質の測定を実施し、結果をまとめているもので、平成元年から行われています。
この調査は毎年度行われており、地下水汚染の調査実施状況、汚染原因把握状況、対策の実施状況等の実態を把握するために行われています。

調査対象項目としては、土壌汚染対策法でも定められている26項目の特定有害物質に硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素、1.4-ジオキサンという項目が足された28項目について調査を実施しています。

調査には3種類の調査がありそれぞれ意味合いが異なるようです。

■概況調査
地域の全体的な地下水質の状況を把握するために実施する調査

■汚染井戸周辺地区調査
概況調査又は事業者からの報告等により新たに発見された汚染について、その汚染範囲を確認するために実施する調査

■継続監視調査
汚染が確認された地域について、継続的に監視を行うための調査

それぞれの結果として
概況調査では3191箇所の測定結果の内、191箇所の井戸で環境基準を超過

汚染井戸周辺地区調査では、926箇所の測定結果の内、138箇所の井戸で環境基準を超過

継続監視調査では4222箇所の井戸の測定結果の内、1834箇所の井戸で環境基準を超過

合計すると8339箇所の井戸の内、基準超過の井戸は2163箇所となります。
地下水を測定した井戸の内25%程から基準超過が確認されています。

環境基準超過となっている項目としては、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が一番多く、
750箇所程、次いでヒ素が多く400箇所程となっているようです。

■地下水汚染の原因
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素
は、過剰に肥料を使ってしまったり、家畜の排せつ物の処理が適切に行えていないこと、生活排水の地下浸透などがあげられるようです。
砒素やふっ素は自然的由来が原因とされており、
テトラクロロエチレンなどは工場排水が原因と考えらています。

硝酸性窒素、亜硝酸性窒素は大量に体内に入ると、酸素を運搬するヘモグロビンの働きを阻害し、酸欠を起こしてしまう様です。肥料や家畜の排泄物、また生活排水なども原因と考えられているため、日本各地で基準超過が見られやすい傾向にあります。

ジオリゾームでは、土壌汚染だけではなく、地下水汚染についても
十分に検討し土壌汚染調査を提案致します。

土壌汚染、地下水汚染のことでお困りごとがありましたら、
是非ジオリゾームにご相談下さい。

森上

土壌汚染とは?
水質汚濁防止法の改正
井戸施工・モニタリング

 


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