工場を廃止するときに、自主的に土壌汚染調査した事例をご紹介します。
自主調査の土壌汚染調査について用途別に気をつけるポイント、調査の流れや内容と費用を詳しくまとめた無料冊子もご参考にしていただければと思います
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事例1 貸し土地の工場が廃止するので、土地を売却
土壌汚染調査の経緯
不動産会社さんが、工場(鉄製品の加工業)に土地を貸しておられました。
この工場が廃業されるということで、土壌汚染調査をしてから売りに出したいとのことで依頼をいただきました。この工場に特定施設はありませんでしたが、貸主である不動産会社さんが自主的に調査されました。
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土壌汚染調査の概要
調査場所:関東地方
調査種類:自主調査(「土壌汚染対策法」に準拠)
敷地面積:450㎡
現地の状況:工場の作業場と事務所が建っている状況。
具体的な調査内容:表層土壌調査
1.第1種特定有害物質全項目についての調査
土壌ガス採取
採取箇所 1箇所⇒分析数 1検体
2 . 第2種・第3種特定有害物質全項目についての調査
表層土壌採取
採取数 5箇所(5地点混合)⇒分析数 1検体
以上で、工期:現地調査1日間、分析14日間、報告書7日間
計22日間でした。
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土壌汚染調査結果
調査結果をつけて、土地を売り出されました。
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事例2 貸し土地の工場が廃止。別用途で貸し出す。
土壌汚染調査の経緯
自動車整備会社さんが、工場(プラスチック部品工場)に土地を貸しておられました。この工場を廃止して、駐車場部分と併せて別用途に貸し出すので、ご依頼を頂きました。現段階で敷地の土壌汚染がないかということと、今後貸し出す際に土壌汚染の責任の所在を明確にしたいとのことでした。
この工場は特定施設ではありませんでしたが、自主的に調査されました。
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土壌汚染調査の概要
調査場所:関東地方
調査種類:自主調査(「土壌汚染対策法」に準拠)
敷地面積:500㎡
現地の状況:駐車場と工場が現状あるまま実施(工場は稼働中)
具体的な調査内容:表層土壌調査
1.第1種特定有害物質全項目についての調査
土壌ガス採取
採取箇所 1箇所⇒分析数 1検体
2 . 第2種・第3種特定有害物質全項目についての調査
表層土壌採取
採取数 5箇所(5地点混合)⇒分析数 1検体
以上で、工期:現地調査1日間、分析13日間、報告書5日間
計19日間でした。
土壌汚染調査結果
現在、工場以外の用途で、土地を貸しておられます。
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